2013年03月02日
相生の和菓子~式部もなか~
この写真は先日相生市民会館で開催された
ふるさと相生の「みち」写真展で展示されたものの
一部分です。
相生駅前にはその昔 自転車一時預かりのお店が
たくさんありました。
この写真もその近くで、たばこの看板の上には那波俵屋と
書かれています。
「式部」ってもしかしたら和泉式部?
私の知っているのは紫式部と和泉式部くらいしかありません。
もなかのなの字は「奈」みたいにも見えます。
私が式部最中ってどんな形なのだろうと
発言したことから・・・相生いきいきネットのメンバーでは
sakkiさんが敏感に反応してくれました。
那波はsakkiさんの実家があるし
得意な地域だと思って、sakkiさんに俵屋さんのこと
調べてほしいとお願いしました。
でもやっぱり一番に気づいて、その最中は
式部の人形のような最中に違いないと思いこんだ
私が調査するべきだと思い
翌日那波本町へ行きました。
もう和菓子は作っていないけれど、お店のなごりが
残っている店内で、御主人さんに
いろいろと教えてもらいました。
一番気になる形は・・・和泉式部の雨宿りの栗に
ちなんで栗の形の最中だったそうです。
こんな形かなぁ?
最中の中味はつぶあん。
値段は当時一個120円だそうで
10年前まで製造販売していたそうです。
お店の倉庫にあった最中の皮も見せてもらいました。
お菓子のしおりももらいました。
いきなり行ったのに親切に教えて下さった御主人に感謝です。
次の日、この写真の原形をプリントして
俵屋さんの御主人にさしあげました。
昔のことを思い出して懐かしいと言われました。
たった一枚の古い写真から
いろいろな事をイメージ出来ました。
この相生の「みち」写真展の会場に足を運び、
丁寧に見て下さった方々の
一人一人に想い出がよみがったとしたら
もしかして私達の活動はお役にたっているのかも
しれないと自己満足にひたった私でした。
たかが写真 されど写真です。
Posted by NPO法人 相生いきいきネット at 22:04│Comments(2)
│相生のこと
この記事へのコメント
すぶたさんが「このもなか食べてみたい」とポツリといったのが始まりです。
それからは「形」から「中身」から「値段」までいろいろ夢が膨らみましたね。
残念なことに今は幻のもなかになってしまいましたが、食べたい人きっとたくさんいると思います。
写真展でみた1枚の写真。
その写真からまた新しい物語が始まったら嬉しいですね。
それからは「形」から「中身」から「値段」までいろいろ夢が膨らみましたね。
残念なことに今は幻のもなかになってしまいましたが、食べたい人きっとたくさんいると思います。
写真展でみた1枚の写真。
その写真からまた新しい物語が始まったら嬉しいですね。
Posted by sakki at 2013年03月02日 22:42
一枚の写真から、まさに推理小説の謎解きのように、発見がありますね。
Posted by 矢野町交流広場 at 2013年03月03日 21:03